2021クリスマス菓子「シュトレン」と日本初の販売店「千鳥屋」をご紹介♪毎年数量限定！

日本での認知度も高くなったシュトレンですが、このお菓子はドイツやオランダが発祥のクリスマスの菓子パンです。そんな日本にゆかりのない菓子パンを日本で最初に販売したのが「千鳥屋」でした。この記事では、「シュトレン」と「千鳥屋」についてご紹介していきます。

シュトレンは家庭の味が光る？その理由と作り方を紹介

冒頭でも取り上げたように、シュトレンはクリスマスシーズンになるとドイツやオランダ、フランスの一部地域等で食べられる伝統的な菓子パンです。

出典:https://freshideen.com/

このお菓子、各家庭の特色が光る一品でもあり、現地では手作りされることも多いです。
その理由についてみていきましょう。

シュトレンはクリスマスまでのアドベントスイーツ

シュトレンは「クリスマスが待ち遠しい」「クリスマスまでの日々も楽しもう」という意味合いを持っているスイーツです。ドイツ等ではクリスマスイブまでの約4週間を、このシュトレンを薄くスライスし、大切に食べていくという伝統があります。

”シュトーレン”　”シュトレン”　正しくはどっち？

ちなみに日本では「シュトーレン」と呼ばれることもありますが、
ドイツ語の「シュトレン（stollen）が正しいです。
さらに正式名称ではクリストシュトレンと言います。

手間のかかるスイーツでもある

シュトレンは手の込んだスイーツです。その作り方に用いるのが中種法です。この製法は、初めに材料の何割かの強力粉や薄力粉、水等で中種と言われる生地を作り発酵させます。
残りの材料を加えて本捏ねし、再び発酵。発酵を終えるとドライフルーツやナッツ類を混ぜ込み、生地を二つ折りに整え、焼き上げます。仕上げにバターをたっぷりしみ込ませ、表面が見えなくなるほど粉糖をまぶせば完成です。

このように、いくつかの調理工程があるため、そこにオリジナリティが現れます。
特にパンに加えるものの中にはアーモンドパウダーやチーズ、思い思いのナッツ類等に代用され、
各家庭の特色が出るスイーツなのです。

出典:https://www.ichkoche.at/

レシピの模索には何年もかかることも・・・

シュトレンは手作りできるとはいえ、納得のいく味に到達するには、プロでさえも長い年月がかかってしまうようなスイーツです。シュトレン作りにチャレンジしようとしている方は、一度、本場の味を口にしてみると良いでしょう。今やスーパーでも販売されているシュトレンですが、長年伝統的製法にこだわり、シュトレンを販売し続けてきた「千鳥屋」が特におすすめです。

日本で初めてシュトレンを販売した「千鳥屋」とは

千鳥屋は、シュトレンを日本で初めて製造、販売した和洋菓子専門店です。
その歴史は古く、なんと創業1630年。徳川家の3代目将軍、家光が活躍していた時代です。

出典:https://www.chidoriya.co.jp/

そんな歴史のある菓子店でしたので、鎖国前の西洋との文化交流があった頃から様々な技法を学び、取り入れていったといいます。シュトレンもそのひとつです。

千鳥屋のシュトレンのレシピは門外不出！

千鳥屋にシュトレンのレシピがやってきたのは、戦後のことです。千鳥屋のせがれは、ドイツに渡ると、ハングルグの菓子店「ベーレント」のもとで修行し、オーナーに認められ、シュトレンのレシピを手に入れます。

このレシピ、プロイセン王朝時代から受け継がれてきた伝統的なレシピでありましたので、
現在でも千鳥屋でこのレシピを知る者はただの一人。
他言無用、門外不出とされ、メモ等の複製も禁止。金庫で厳重に保管されているのだとか。

門外不出のシュトレンは圧巻

シュトレンは約4週間かけて食べるため、その味は日に日に味わい深いものになっていきます。
千鳥屋のシュトレンもその過程が楽しめるよう、焼き上がった後に熟成されていくのです。

こだわりの北海道産のバターをしみ込ませ、シナモンやナツメグといった香りをプラス。夏から仕込まれるフルーツも使用されるそうですが、その中でもレーズンはラム酒に漬け込まれ、芳醇な香りをもたらしてくれるのだそう。

🎄クリスマスケーキ予約受付中🎄
本場ドイツではシュトーレンがクリスマス定番のお菓子。千鳥屋では職人がドイツで修行して得た技とレシピを受け継ぎ、本格的なシュトーレンを毎年500本限定で、丁寧に焼き上げております。#千鳥屋 #千鳥饅頭総本舗 #チロリアン #千鳥饅頭 #シュトーレン pic.twitter.com/RmywARunPy

— 千鳥饅頭総本舗 (@chidorimanju) November 18, 2021

コーヒーや紅茶にはもちろん、現地流にワインと併せて食べるのもおすすめです。

出典:https://www.mylivingblog.de/

ところで、クリスマスを単純に楽しみたい方はアドベントせずに、一日で平らげてしまうこともあるシュトレン。バターや大量のドライフルーツが使用されているため、カロリーは気になるところですが…クリスマス当日にケーキの代わりに食べても良いかもしれませんね。

遠方の人も安心！賞味期限はおよそ120日！

千鳥屋の本拠地は福岡県であり、数十店舗店を構えていますがいずれも九州です。
中々足を運べない方も少なくありません。そんな方におすすめなのが通販です。

出典:https://www.chidorishop.com/

千鳥屋公式オンラインショップ　https://www.chidorishop.com/SHOP/827156/840937/list.html

千鳥屋では毎年年末までシュトレンを販売しており、出向かなくても購入できるのが嬉しいですよね。さらに、シュトレンの賞味期限は約120日ですので、クリスマスアドベントの更に早めに購入しても良いですね。また、ちょっとしたお土産や贈り物にも使えそうです。

毎年数量限定とのことで、完売しているようです。気になった方は早めに入手しましょう。

まとめ

日本での認知度が高くなったシュトレンは、今やスーパーでも販売されています。そんなシュトレンを日本で最初に販売したのが千鳥屋であり、その伝統的なレシピは門外不出となっています。
手作りできるも難しいのがシュトレンですので、本場のレシピである千鳥屋の味をお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。