バッグやシューズ、洋服のトレンドデザインが毎シーズン気になるのはもちろんですが、
シンプルなデザインであれば今年のトレンドカラーが実は自宅のクローゼットに埋もれていて着回しに大活躍するなんでこともあるので、トレンドカラーこそ重要なチェック要素かもしれません。
2021秋冬のトレンドカラーとして何色も候補があがっていますが、
今回はその中でもこれだけはチェックしておきたい、絶対おすすめの3色を
人気ブランドの2021-2022秋冬コレクションとともにご紹介♪
もくじ
レプラコーングリーン(Leprechaun green)
レプラコーンとは? どんな色?
2021秋冬で最も注目度の高いカラーは ”レプラコーングリーン” です。
レプラコーンなんてこれまで一般的にはあまり聞き覚えのないカラーなのではないでしょうか。
レプラコーンとは緑の服に緑のハットをかぶった全身緑に包まれているアイルランドの妖精と言われています。アイルランドのキャラクターとしても有名だったり、あのハリーポッターの炎のゴブレットにも登場しているので、そこでピンとくる方もいるかもしれませんね。
また、幸運をもたらすキャラでもあるようで、
四葉のクローバーと描かれていることも多く見られます。
ちなみにキャラクターは多くの場所で様々な顔かたちで描かれていますが、
こんな感じの雰囲気です。
Happy St Patrick's Day pic.twitter.com/uNFzjQJiiv
— Harry Potter World (@PotterWorldUK) March 17, 2015
深くて鮮やかな緑色で落ち着きがあるのに華やかな印象も感じられる魅力的なカラーです。
Sacai (サカイ)
Loro Piana(ロロ・ピアーナ)
究極の最高品質ロロピアーナ。1924年創業のイタリアを代表する最高級カシミヤ、ウールを取り扱う名門テキスタイルメーカーでありファッションブランドです。本格志向の着心地を求める人にとっては一度は着てみたい憧れのブランドと言えるでしょう。そんなロロピアーナが作るレプラコーングリーンは、最高品質ならでは生み出せる質感と色の美しさ。
Louis Vuitton(ルイヴィトン)
2021秋冬のルイヴィトンでは、レプラコーングリーンを主に
採用しているのはメンズコレクション。
ヴァージル・アブローのデザインが好きな女子なら
レディースも作って欲しいと思うようなアイテムがずらり。
PRADA(プラダ)
Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレフェラガモ)
Max Mara(マックスマーラ)
PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI
(フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ )
アルベルタ フェレッティのセカンドライン “フィロソフィ ディ アルベルタ フェレッティ”が初登場したのは1984年のこと。その後数回のデザイナー交代に伴いブランド名も変更され、
2014年からロレンツォ セラフィニが就任し現在のブランド名に。ドルガバなどでの経験もある彼のデザインは海外のモデルや女優、インスタで有名なインフルエンサーなど多くのファッショニスタから人気の高いブランドで今後も注目しておきたい。
PACO RABANNE(パコ ラバンヌ)
創業55年以上の歴史を持つフランス発の老舗メゾン”パコラバンヌ”といえば1960年代に
メタル素材やプラスチックなどをつなぎ合わせた斬新なドレスなど当時ではありえないような
斬新な服づくりで一躍人気となったファッション界の歴史に衝撃を与えたブランドの一つ。
一時停滞期を迎えたこともあり、かつてのブランドというイメージがある方もいるかもしれませんが
2011年にコム・デ・ギャルソンとコラボしたバッグなどから徐々に話題となり、2013年に現在のクリエイティブディレクター”ジュリアン・ドッセーナ”が就任して以来、若い層からの人気が再燃。
現在もリブランディングが進行中で更なる飛躍が期待されています。
レプラコーングリーンをアクセントに小物使いで取り入れても存在感十分。
Khaite(ケイト)
パーソンズ美術大学出のキャサリン・ホルスタインによって2016年設立された
まだ比較的歴史の浅いニューヨーク発のブランドですが、ミニマルかつ繊細でありながら、
高品質な素材と印象的なディテールが瞬く間に人気となり、リアーナやカイア・ガーバー、
セレーナ・ゴメスなどの有名セレブたちにも愛用されている注目ブランドです。
ペール・ロゼッタ(Pale Rosette)
ペール・ロゼッタとは どんな色?
年齢問わず、女子人気が高いピンク色。なかでもペールロゼッタのような薄く淡いピンク
のトーンはトレンド問わず、いつの時代も多くの女性が好む一色といっても過言ではありませんが
2021-22秋冬ではトレンドカラーの1色となったことで更に多くのブランドが様々な雰囲気でペールロゼッタを採用し、心惹かれるアイテムが続出しています。
ロゼッタとは、”バラに似た飾り”などを意味し、ペールは“淡い”という意味なので
まさに淡く優しいバラのようなイメージでこの名がつけられたのかもしれません。
BALMAIN(バルマン)
バルマンではプレフォールコレクションからペールロゼッタを使用したアイテムが多く登場。
バルマンならではのエッジの効いたデザインとペールロゼッタの柔らかな色味の掛け合わせが
とっても魅力的で、外しコーデ的にお手本にしたいところ。
Maje(マージュ)
日本ではまだそこまで浸透していませんが、パリジェンヌなら知らない人はいないと言われるほどで、フランスのほかにもオーストラリアやイタリア、ロンドンなど、世界各国にかなりの店舗数を展開し、絶大な人気を誇っているブランド”Maje(マージュ)”。1998年にデザイナー”ジュディス・ミルグロム”によって設立されました。彼女は幼少期から生地や布地が好きだったというだけに、素材にもこだわり、デザインの可愛さはもちろん、着心地にも定評があります。
今のところ日本未上陸のため、海外通販でしか購入できないにもかかわらず日本でもファッショ二スタから注目を集めています。
Ulla Johnson(ウラ・ジョンソン)
ALEJANDRA ALONSO ROJAS (アレハンドラ アロンソ ロハス)
LONGCHAMP(ロンシャン)
BORA AKSU(ボラ アクス)
トルコ出身で2002年セントラル・セントマーチンズ卒のデザイナー”ボラ アクス(Bora Aksu)”
2003年には既にロンドンコレクションに登場し話題に。
彼にとって子どものような無邪気さを持ち続けている女性が永遠のミューズなんだとか。
そのイメージから、パーフェクトな女性らしさではなく、相反するエレメントのバランスを大切にし、いつもひとひねりプラスしたスタイルを提案。そんなロマンティックでありながらどこかマスキュリンさも感じられるワンピースなどは海外セレブにも愛用されています。
渋めのグレンチェックなどにペールロゼッタのような淡いが少し加わるだけで
いつものチェックがかなり新鮮なイメージに変身。
ADAM LIPPES(アダム リップス)
GIVENCHY(ジバンシィ)
近年のジバンシーと言えば、2015年に設立され瞬く間にラグジュアリーストリートを
牽引するブランドにランクインした1017 ALYX 9SM(1017 アリクス 9SM) のデザイナー
”マシュー・ウィリアムズ”が2020年にクリエイティブディレクターが就任し話題に。
カニエ・ウェストやレディー・ガガのクリエイティブディレクターなども務めてきた彼
が70年の歴史を誇るジバンシーにおいてどんなクリエイションを見せてくれるのか
大注目を浴びています。
Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)
アクネストゥディオズといえば何といってもデニムが有名なブランドですが
それに続き、マフラーやバッグも常に人気アイテムにランキング。
アクネストゥディオズはもともと、”強いDIYの精神を持ったクリエイターが集まって
自由にアイディアが飛び交うようなワーキングスペース”というものをコンセプトに掲げて始まっていることもあり現在展開されている独創的なファッションデザインはもちろん、ファッション以外の分野でも注目を浴びている集団です。
GUCCI(グッチ)
グッチのアリアコレクションから。先に紹介したレプラコーンにペール・ロゼッタの
パンツをあわせたトレンドカラーのダブル使いもぜんぜんあり。
こちらはメンズですが、この秋冬はレディースもカチッとしたテーラードジャケットや
コートもトレンドのひとつと言われているので、こういった淡いカラーをミックスして
女子もトライしてみるもいいかもしれませんね。
フクシア フェドラ(Fuchsia Fedora)
フクシア フェドラとは どんな色?
フクシア フェドラ(Fuchsia Fedora)の「Fuchsia(フクシア)」は色鮮やかで僅かに紫がかったような濃く、深みのあるピンク色をしたフクシアという花の色が由来と言われており、
その名のごとく、かなり明るくビビッドでインパクトのあるピンク色が特徴です。
また、Fuchsia(フクシア)は(フューシャ)とも読まれることから、
これまでフューシャ ピンク (Fuchsia Pink)もフクシアフェドラと近い色という印象を持っていた方も日本では多いかもしれません。実際フューシャ ピンクでファッションアイテムの検索するとフクシアフェドラと似たようなカラーのものがが出てくると思います。
ですが、世界中で使用されている色見本”PANTONE(パントン)“ではフューシャ ピンクはフクシアフェドラよりも赤みがない優しいピンクとなっており、だいぶ違う色味となっています。
2021-22秋冬では、フクシアフェドラも多くのブランドが採用しています。
身にまとえばテンションあがりそうな、明るくパワーのある華やかな色です。
また、フクシアフェドラとフューシャピンクの中間ぐらいの色味
を使っているブランドもあるようです。
CHANEL(シャネル)
フクシア フェドラの色味が忠実に再現されてるカラー。
2021-22秋冬は丈の短い”クロップドジャケット”もトレンドの1つなので
まさにトレンド最先端な1着です。
大人女子向けのラグジュアリーなオーバーオールも
フクシア フェドラの色味でさらに存在感抜群。
AMBUSH(アンブッシュ)
m-floのラッパーでもあり幅広く活躍する音楽家VERBAL(バーバル)とその妻で
独学ながらも今やディオール オムのジュエリーデザイナーを兼任するなど
世界中の著名人からも支持される人気デザイナーとなったYOON (ユーン)の
2人によって2008年に誕生したアクセサリーブランド。
現在ではアクセサリーのみならず洋服も展開していて、世界中から注目を集めるブランドに成長し
レディー・ガガやエイサップロッキー、リアーナなどをはじめ多くの海外人気アーティストの愛用率が高いことでも有名です。
ROLAND MOURET(ローラン・ムレ)
スパイスガールズなどのアーティストを手掛けたサイモン・フラーが創業者兼CEOを務める会社XIX Entertainmentとデザイナーであるローラン・ムレとのジョイントベンチャー企業。
女性のボディラインに美しく見せるデザインに定評があり、ニコール・キッドマンなどのセレブたちもドレスなどを愛用しています。
激しいピンク色単色では着る勇気がちょっと…という方はバイカラーで挑戦してみては?!
GUCCI(グッチ)
グッチ創設100周年記念に発表された”GUCCI ARIA (グッチ アリア)”コレクション。
ブランド創設者である”グッチオ・グッチ”や長い歴史の中で一度は窮地に追い込まれた
グッチを再び現在の地位まで押し上げた”トムフォード”などが作りだしてきたものも
スパイスとして取り入れ、アレッサンドロ・ミケーレが再構築しているような部分も
垣間見えるなど、100周年らしいランウェイが話題となりました。
また、このアリアコレクションではバレンシアガとのコラボアイテムもお披露目となり
大いに世界中のグッチおよびバレンシアガファンを興奮の渦に巻き込みました。
この個性的なフクシア フェドラカラーのジャケットも
アリアコレクションに登場した1着です。
フクシア フェドラは部分使いだけでもかなりのアクセントになり華やか。
グッチアリアのこのニットはメタリックなラインというのもありますが、
こういったワンポイント使いならデイリーにも取り入れやすいかもしれませんね。
BALMAIN(バルマン)
JACQUEMUS(ジャックムス)
デザイナーであるサイモン・ポート・ジャックムスは、若干19歳という若さで
このブランドをスタート。ほぼ独学でファッションデザインを学んだ彼ですが、
2014年に”LVMHヤングファッションデザイナー賞”を受賞し、
その翌年にも”LVMH審査員特別賞”を受賞するなどの実力の持ち主。
アシンメトリックや独創性のあるジオメトリックカットなどのデザインが特徴です。
VERSACE(ヴェルサーチェ)
ヴェルサーチェといえば、これまで”ヴェルサーチ”というブランドで馴染まれてきましたが、
2018年に突如、”ヴェルサーチではなく、ヴェルサーチェ”が正しいブランドの読み方である
と公式から呼びかけが始まり、ヴェルサーチ ジャパンも正式にカナ表記をヴェルサーチから
ヴェルサーチェへと変更し話題に。
”フクシア フェドラ”という色とともに、2021-22秋冬ではヴェルサーチェなどに登場した
このような柄や素材に特徴のあるカラータイツもチェックしておきたいアイテムのひとつです。
UNDERCOVER (アンダーカバー)
UNDERCOVER (アンダーカバー)が東京で単独でショーを
開催したのは、なんと19年ぶりだったということで、この2021秋冬コレクションは
ファンにとっては思い出に残る一幕だったに違いありません。