旅行や通販で購入したり、職場や学校等でお土産をもらう機会もあるでしょう。
そんな時、「あのお菓子に似てる!」と思ったことはありませんか?
そう、全国には見た目も似ていれば、味までそっくりな銘菓が数多く存在しています。
この記事では、そんな全国のそっくり銘菓を3種類集めて、
気になる味の違いや賞味期限の差などをチェックしてみました。
もくじ
「かすたどん」と「萩の月」がそっくり
まず取り上げるのが、鹿児島銘菓の「かすたどん」と仙台銘菓の「萩の月」です。
どちらも丸い形状をしておりクリーム色、中にはカスタードクリームが詰まっています。
どちらもふわふわとした生地で弾力も似ています。
袋から取り出すと、どちらがどちらなのか区別がつかないぐらいです。
この2つに果たして違いはあるのか。見ていきましょう。
かすたどんのカスタードはソフト
「かるかん」でも有名な「薩摩 蒸気屋」が販売する、かすたどん。
「どん」とは、薩摩の武士である西郷隆盛の愛称「西郷どん(せごどん)」から
取ったものだと考えられます。かすたどんのカスタードクリームは、
脱脂粉乳や植物油脂等から作られていることから、軽い口当たりが特徴的です。
萩の月のカスタードは濃厚
一方の萩の月は、「ずんだシェイク」等で人気の「ずんだ茶寮」をも手がける「菓匠 三全」が販売。
国産牛乳やバター等の動物性油脂が使用されているため、濃厚なカスタードクリームが特徴です。
かすたどんより高いのは材料費がお高めだから。
JALの機内菓子となったこともあり、より高級感を感じられる味にしたかったのだそう。
結論:カスタードの味で区別
見た目がそっくりな両者ですが、食べ比べてみるとカスタードの味で違いが分かれます。
濃厚なのが萩の月、ソフトであるのがかすたどん。
どちらにも良さがあり、その日の気分によって選択しても良いかもしれませんね。
ちなみにどちらも常温保存が可能で、賞味期限はかすたどんが7日、萩の月が10日です。
冷凍すると、常温とは違った食感が楽しめますよ。
「雷鳥のたまご」と「かもめの玉子」がそっくり
続いて、名前もそっくりな信州銘菓の「雷鳥のたまご」と三陸銘菓の「かもめの玉子」です。
「卵」ということで、どちらも可愛らしい卵型であり、中に餡が詰まっています。
袋から取り出して両者を混在させるともはや迷宮入り・・・かと思いきや、
見分け方があるのでご紹介していきます。
雷鳥のたまごにはまだら模様がある
雷鳥のたまごは、信州銘菓の代表格とも言える「白樺の大地」を手がける「信州芽吹堂」が販売しています。雷鳥は富山県の県鳥であるため、富山銘菓と思う方もおられますが、長野県のお菓子です。
雷鳥の卵はまだら模様が特徴です。それを表現するかのように、雷鳥のたまごもコーティングされているミルクチョコのかかり具合に濃淡があります。
黄身に見立てた餡がカステラ生地で包まれており、軽い口当たりです。
かもめの玉子は真っ白で餡がぎっしり
「さいとう製菓」が手がけるかもめの玉子は、三陸を代表すると言っても過言ではない銘菓です。
三陸沖を自由に駆け巡るカモメをモチーフにしたのだそう。
かもめの玉子はミルクチョコレートがしっかりコーティングされており、真っ白な見た目が特徴的。カステラ生地が薄く、代わりに餡がぎっしりつまっているのもポイント。
りんご味やチョコ味や期間限定の味など、バリエーションも豊富ですよ。
限定品が気になる方は、季節の変わり目などに公式サイトなどを
チェックしてみるといいかもしれません。
かもめの玉子 チョコ味 <かもめのショコらん>
かもめの玉子 りんご味 <りんごかもめの玉子>
さいとう製菓 Web Shop限定 <翼竜の玉子>
秋限定 かもめの玉子 くり味 <くり かもめの玉子>
※こちらの限定品は現在は販売終了
結論:見た目と餡の量で区別
雷鳥のたまごとかもめの玉子は、似て非なる商品ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。また、よく見ると両者は判別可能です。
カステラ生地を味わいたいときは雷鳥のたまご、黄身餡を楽しみたいときはかもめの玉子
というふうに、選択してみるのもいいかもしれませんね。
「博多通りもん」と「ミルク餡まん」がそっくり
最後は、過去にSNSでもそっくり!!と話題となった
福岡銘菓である「博多通りもん」とセブンイレブンの「ミルク饅頭」です。
あまりの口コミの多さに、セブンイレブンのミルク饅頭が在庫切れを起こしたほど。
博多通りもんのはバターの芳醇な香り
博多通りもんの製造元は「明月堂」「明月堂かすていら」等でも有名な老舗です。
こだわりの白餡に濃厚なバターが練り込まれ、上品な味わいとなっています。
包みに入っていても香るバターが特徴的。
ちなみに「博多通りもん」とは、博多で笛や太鼓を鳴らして歩き回るお祭り
「博多どんたく」を見て、現地の人が「通りもん」と呼んだことに由来しているのだそう。
ミルク餡まんは、ミルク風味でなめらか
セブンイレブンは言わずと知れたコンビニで、国内店舗数トップです。博多通りもんと
似ているとされるミルク餡まんが手軽に入手できることもあり、喜んだ人も少なくないでしょう。
博多通りもんとの違いを挙げるとすれば、生地の焼き色が濃いめ、ミルク風味という点。
商品は3個入りですが、なめらかな味わいですのでついつい手が伸びてしまいそうです。
結論:見た目と香りで区別
博多通りもんは焼き色薄め、ミルク餡まんは濃いと覚えておくといいかもしれません。
また、バターの香りがより強いのは博多通りもんですが、どちらも濃厚でなめらか、
確かな味です。
手軽さで言えばミルク餡まん、博多に旅行の際やお持たせの場合は博多通りもん。
場面によって選択してみたい一品ですね。
まとめ
今回ご紹介した銘菓以外にも、全国にはそっくり銘菓が数多くあります。
似ていても、いくつも違いがあったりしますし、多くの銘菓は通販も利用可能なので
入手した際にはその違いを楽しんでみてはいかがでしょうか♪